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更年期と頭痛

更年期症状の一つに、頭痛があります。


元々女性は男性に比べると頭痛になりやすく、特に片頭痛が多い傾向があります。


更年期では、女性ホルモンの減少により、ホルモンのバランスが崩れることで片頭痛の程度や頻度が強くなることがあります。

また、更年期世代の女性は仕事や家庭、子育てや介護など忙しい毎日を送っている方が多く、疲労やストレス、緊張なども片頭痛を引き起こす原因になります。


ストレスを感じると、脳でセロトニンという神経伝達物質が分泌されます。


セロトニンには血管を収縮する働きがあるので、脳血流が減少します。


片頭痛の前兆として目の前がキラキラしたりすることはありませんか?

閃輝暗点と呼ばれるもので、これらの理由のためです。


そして、セロトニンは代謝が早いので、すぐに減少してしまいます。


すると、収縮していた血管が一気に拡張し脈打つようなズキズキとした痛みや、血管の周りにある三叉神経を刺激して強い痛みを起こします。


気持ちが悪くなったり、音や匂い、光に過敏になったり、身体を動かすと余計に痛みが増すので、横になりたくなります。


でも忙しいとなかなか充分に休めず、薬を飲んだりしながら何とかやり過ごしている方も多いのではないでしょうか。


片頭痛の予防には、やはりストレスや疲れを溜めないことが大切です。


鍼には身体をリラックスさせるオキシトシンというホルモンの分泌を促す作用があります。


普段から鍼灸で身体のケアをしておくと、片頭痛の予防にもなりますよ。


頭痛でお悩みでしたらぜひご相談くださいね。