夏でも意外と冷えているのがお腹や足。
クーラーや冷たい物を摂りすぎるとお腹の調子も崩しやすいですね。
高温多湿の梅雨の時期は「脾」を養生すると元気に過ごせます。
東洋医学の「脾」は、植物でいうと土のような役割。
飲食物から気血をつくり消化吸収や水分・栄養を代謝する働きがありますが、ジメジメした季節では水はけが悪くなり機能も落ちやすくなります。植物も土の水はけが悪いと育ちにくくなりますよね。
脾が弱ると頭痛やめまい、だるさや食欲低下、些細なことでも落ち込む、夜何回も起きてしまうなどの不調が表れます。
更年期の症状でも不眠や頭痛、だるさなどがありますが、梅雨に体調を崩しやすい人は「脾」の機能が落ちているかもしれないですね。
養生法は冷たい物の摂りすぎに注意して、体の水はけが良くなるようウォーキングなどで適度に汗をかきましょう。
就寝の2時間前くらいに半身浴で冷えた体を温めると、眠るころには深部体温が下がり寝付きやすくなります。
ぐっすり眠ると成長ホルモンが分泌されて体を修復してくれるので、翌日も元気に動けますね。
また、背中やお腹、足のツボに鍼灸をすることでも脾を補い、梅雨でも元気に過ごせるようにお手伝いします。
梅雨のだるさなどで困ったときはご相談くださいね。
